授業科目名 東アジア古典文化研究法
英語授業科目名 Methodology of East Asia Classical Culture Studies
科目ナンバリング ASST2012
講義番号 F52011 担当教員[ローマ字表記] 大塚 秀高 [Hidetaka Otsuka]
科目区分 教養学部専門 開講学部 教養学部
単位数 2 必修・指定選択・選択の別
開講学期(期別) 第1・2 曜日時限 火3
教室 教養学部-21 対象年次
初年次教育科目

クラス指定

ありません。1年生の履修を望みます。ただし日本・アジア文化専修所属でこの科目を未履修の2年生以上も歓迎します。すべての教養学部生に開かれた専門基礎科目です。3年生以上の日本・アジア文化専修所属の学生には必修科目ですから、是非履修してください。

他との関連(関連項目)

本年度に中国古典演習を受講する予定の学生でこの科目未修得の学生は是非出席してください。中学・高校の国語の先生を希望している学生も履修するようにしてください。

履修条件(授業に必要な既修得科目または前提知識)

特にありません。

テーマ・副題

漢文入門ー東アジアの古典文化を研究するために

授業科目の到達目標

中国古典演習で使用する中国古典文献を、翻訳がなくてもある程度理解できるようになることを最終到達目標としますが、高校で漢文を履修していない学生のレベルアップ、中学・高校の国語教員志望者に教授者としての最低限の漢文読解能力をもたせることを現実的な到達目標としています。

授業キーワード

虚字、実字、構詞法、構句法、構文法、主述、修飾、作用、並列

授業の内容

例題の解答を考える作業を通じ、漢文の構造への理解を深めてもらうことにしています。

授業の方法

一種の演習の形式をとります。具体的には、練習問題の解答を参加者に板書してもらい、その後それを教員が添削訂正し、解説しながら授業を進めます。

授業展開(スケジュール)

この授業では、漢文の文構造を簡単に概説したあと、教材の練習問題を参加者に解いてもらうかたちで授業を進めます。教材は基本的にかつてこの科目を担当されていた関口教授が授業で使っていたもの使用しますが、必要に応じ随時修正することにしています。
第1回導論、参考文献の紹介、授業の進め方の説明など
第2回文法の基本1
第3回文章の基本2
第4回基本原則の練習1
第5回基本原則の練習2
第6回基礎練習1
第7回基礎練習2
第8回応用練習1
第9回応用練習2
第10回応用練習3
第11回実践練習1
第12回実践練習2
第13回実践練習3
第14回原典読解1
第15回原典読解2

成績評価方法

素点により評価します。単位を得るためには60点以上が必要です。
授業点(出席して問題を解答する回数および状況)50% 最後の試験50%
授業点は自分で解いた努力に対して与えられるので、解答の正否は問いません。最後の試験は既習の問題の中から出題するので、正答であることを要します。

成績評価基準

授業の三分の二以上の回数に出席することを必須の要件としています。

テキスト

教材はコピーしたものを配布します。『助字小辞典』(内山書店、400円程度)があると便利です。希望者が多ければ、まとめて購入します。

参考図書

教室で随時指示しますが、入手しやすいものでは加地伸行『漢文法基礎』(講談社学術文庫)、池田温『日本古代史を学ぶための漢文入門』(吉川弘文館)などがあります。

学生へのメッセージ(受講にあたって)

この授業をきっかけに、漢文文献の世界に眼を開いてくれるとよいと思っています。

学生へのメッセージ(授業評価結果への対応)

板書を見やすくするよう心がけます。

その他・備考

ありません。